葛藤につぐ葛藤が押し寄せてくる老父母の介護。どうすればいいんだーーーっ?

気になること

昨日の夕飯時、母から電話がかかってきた。
いわく、「今日は疲れた。全然ゆっくりできなかった。もう、こんなの嫌だ」。いたって不機嫌だった。

昨日は水曜で、母は朝10時過ぎに施設の車で家に送られてきて、姉と私と3人でリビングでゆっくり昔の写真を見たり、手づくりのお昼ご飯を食べたり、お昼寝のあとには妹が送ってくれた北海道のお菓子屋さん「まいこ」のエッグタルトと紅茶を味わい、15時半に施設の車が迎えにきてくれて見送ったときは、「楽しかったわ。おいしかったわ」と喜んでいたのに。

姉は、貴重な平日の休みを母のために捧げ、母が興味を示しそうな話題を提供し、寄り添ってあげていた。
私は、気になる仕事をひとまず脇に置いて母を優先し、1時間ごとにオムツを替えたり昔の写真を探し出してPCで見せたり昼食を準備したりお茶を入れたりした。
なのに、疲れた、ゆっくりできなかった、こんなの嫌。
……がっくり。胸をグサッと刺された。泣きたいよ。

聞けば、「泊まれれば、ゆっくりできたのに」。
まぁ、そりゃそうよね。だけど、そうすると私たちはゆっくりできないの。というか、すごく忙しくなっちゃうの。

おやつの後で、話したよね。
ウィークデイのお泊まりは、仕事をしている私たちにはすごく大変で、それを実現すると、二人のどちらかが仕事を辞めなければならないほどの負担だから、週末はできるだけ泊まれるようにがんばるから、って。

母も「わかったわ。それでいいわ。よろしくね」と言ったのに。
それなのにそれなのに。

4月から母は「小規模多機能型居宅介護」という介護サービスを利用していて、ショートステイ(泊まり)、デイサービス、居宅を組み合わせて日々を過ごせるようになった。
それまでの約2年間、母は孤独な状況にあった。一昨年夏に大腿骨を折って入院して以来、札幌の病院でも、昨年のゴールデンウィーク明けに介護タクシーと飛行機と介護タクシーを乗り継いではるばる埼玉県の所沢に連れてきて老人保健施設と特別養護老人ホームでショートステイしているあいだも、ずっとコロナ禍で面会がほとんどできなかった。

私たちも母と一緒に過ごせる時間を少しでも長く持ちたいと思っている。だからこそ、コロナの予防対策が緩められて面会が許されるようになったら、しげしげと通える環境にしておきたい。そう考え、計画と準備を万全に整えて遠方から連れてきたのだった。

とはいえ、基本的には母は施設で過ごすものと考えていた。というのも母はほぼ寝たきりで自分でトイレに行くことができず、全てに介助が必要な状態になってしまったからだ。母自身、「動けないから、施設のお世話になるわ」と言っていたのだ。
姉と私には仕事があるうえに、一昨年夏の母の骨折を機に、認知症が顕著になってきた父と同居し、突然、毎日の介護が始まった。その父の世話だけでも私たち姉妹にはかなりの負担で、その上にほぼ寝たきりの母を家で介護するのは重すぎる。正直、父だけでもアップアップなの。

だけど、コロナ禍は長引き、面会は遅々として解禁されず、やっと今年の春になって許されたといっても1週間に1回15分とか。外泊は依然としてできないままで、いつ自由に会えるようになるか希望が見えなかった。だから3月に母が「このまま寝たきりでボケていくのは嫌」と言い出したのも無理はなく、自宅に泊まることもできる「小規模多機能型居宅介護」の仕組みを使う段取りをして、下見したり介護ベッドをレンタルしたり、計画と準備を万全に整え、オムツ替えを含む介護を週末だけはがんばろうと覚悟を決めたのだった。

当初は「金曜夕方から一泊 → 土曜朝から施設に戻ってデイサービス → 土曜夕方から一泊→ 日曜朝に施設に戻る」という週末2泊の予定だった。しかしやってみたら、週末の2泊は私たちにはかなり負担だったし、とても忙しないプランだった。まじ、休む時間がない。ヘロヘロになる。しかも、母も落ち着かない。

そこで、金曜夕方から土曜夕方まで、または土曜夕方から日曜夕方までの24時間滞在プランを基本にして、土曜日に私か姉が仕事や地域の自治会の活動がある日は、夕方から朝までの一泊パターンにして、その代わりに水曜に朝から5~6時間を自宅で過ごせるようにしたのだった。昨日で4回目だった。

しかし、母はその水曜の日中の滞在に対して「疲れた、ゆっくりできなかった、こんなの嫌」と不満を訴えてきたのよ。ヨヨヨーーーッ。
「動けないから、施設のお世話になるわ」と一度は心を定めたとて、家の居心地の良さを味わうともっと家にいたくなる。その気持ちはわからないではない。痛いほど想像できる。
しかし、どうやって母の希望を叶えろというのか。ズズーン💧

課題が出てきては、取り組む。
そしてさらに課題が出てくるから、頭をひねり、相談できることは相談し、解決策を見つけ、行動し、なんとかする。
人生は、その連続だ。半世紀以上生きてきたから、それはわかる。
課題のない人生なんて、人生じゃない。

それにしても、両親の介護が本格化した一昨年の夏以来、私の人生における課題勃発頻度が爆発的に高まっている。もう、たいへん。

しかも、泣きっ面に蜂の出来事が……。
昨晩、確認したいことがあって外付けハードディスクを開いてみたら、大事なフォルダが一つ、丸っとなくなっていたんである。エーッ、エーッエーーーッ😱
母に昔の写真を見せてあげて、母が昼寝をしているあいだに外付けハードディスクのデータ整理はした。しかし、原稿やらレイアウトなんかのデータを入れた大事なフォルダには触れなかったはず。なのに、ない。忽然と、なくなってしまった😱😱
私が誤操作したのか、バグが生じたのかわからんが、いくら探してもない。ないのーっ😱😱😱

ふだんは睡眠優先で夜10時を回ったらPCは閉じるようにしているけれど、閉じるどころ話じゃない。もー、必死。データ復元ソフトを検索して調べて、2つのソフトを無料でダウンロードして使ってみて、結局のところ有料にしないと復元できないことを知り、どちらのメーカーが信頼性が高いのか調べながら、両目がカラカラ、肩はバキバキ、判断力が超低下しちゃってるから自分にストップをかけて1時半に寝て、続きは今日。ソフト購入と復元作業とフォルダ整理に午前中丸々を費やし、ソフト代1万3000円也も支払った。眠いよ、痛いよ、エーン😭

教訓。

介護しながら片手間にデータに触れるな。
ぜったい忘れんぞ。

それにしても今回の課題はヘビー級だ。
今はズズーンと土深く埋もれて立ち直れずにいる。ひとまず、ブログでガス抜き。読んでくださった方に深謝😭


せめてもの気晴らしに、アイキャッチ画像に畑のひまわりを添える。チビの私の2倍くらいの背丈で猛暑に負けずに花開いとる。えらいぞ。
私も、ひまわりのように大きくなりたいよー😭