昨年3月末から借りている近所の畑。
その一角に、いちごコーナーがある。昨年、大家さんから6〜7株ほど分けていただいて植えたのがどんどん増えて、今年は1㎡ほどにまで広がった。
春先に米糠をすこし撒いただけで、あとは放ったままだったけれど、4月後半に実をつけはじめ、5月に入るとどんどん赤く色づいていって、記録をたどると5月3日の初収穫以来、雨やら仕事やらで行けなかった数日をのぞいてほとんど毎日収穫している。家族3人で毎日食べるのにほどよい分量だ。
わさわさと葉をかき分けては、赤い実を摘む。ああ、なんて愉しい。
毎日毎日いちご摘みができるなんて、ほんと幸せ♪
自転車で5分とかからない近さだからこそ、毎日摘みたて。なんて贅沢。
92歳の父も大喜び。
「畑から摘んできたよ〜」と毎日言っているのだが、「そうか、畑のいちごか、初めて食うな」と毎日反応が新鮮なのは認知症ならでは。笑
デザート用にお皿に盛ってあるのを見つめて、「このテーブルにある食べ物のなかで一番おいしいのはなんだろう?」なんて聞いてきたりもする。ちいさな子の発言だったらこの上なく可愛いらしいが、92歳が本気で言っているもんで、こちらは「はぁ?」と一瞬固まってしまうではないか。これほどいちご好きだとは知らなかった。
昨晩は、私と姉が夕飯の片付けをしている間に、洗わずに小さなザルに盛ってあったいちごを一人で5粒食べてしまった形跡があった(さすがにヘタは食べていなかった)。
「あーあ、洗ってなかったから土がついてたし、虫もいたかもな。いつも私が洗って、よーく見ながら虫食いの跡はカットして出してあげてるんだけどな。きっと虫も一緒に食べちゃったよ。パパのお腹の中で増えちゃうかも」とからかうと、妙に潔癖症なところのある父はほんとうに嫌そうな顔をしていて笑えた。出し抜いちゃいかんぜよ。
いつまで収穫できるかな〜♪