ゆるゆるDIYの休日。扉のペンキを塗り替えました

暮らしのDIY

緊急事態宣言下ということもあり、今年のゴールデンウィークも昨年にひきつづき巣ごもりでした。
で、まとまった休日に何をする?・・・といえば、DIYだ♪
予定としては、扉のペンキ塗り替えを計画していた。

というのも、築半世紀近くを迎える我が家の扉が、なんとも残念な状態になってきたからである。
残念な状態というのは、つまりまぁ端的に表現すると、見すぼらしい。

遠目には、「大丈夫なんじゃね?」な気がしなくもないが、近くで見ると、「ヤバくね?」・・・という状態。

「いっそ、新しい扉に替える?」という案も浮上した。しかし、それにはまとまった予算が必要になる。
しかも残念な状態であるものの、まだ扉として機能できる形状ならびに堅牢さは保っている。取り替えてしまったら、この扉はただの粗大ゴミと化してしまう。
修理して延命できれば、家計の節約&資源の節約&廃棄物の削減、一石三鳥だ。ならば、やってみようではないか。よほど失敗したら、そのときに替えればいいさ。

というわけで、やり方をDIY本やインターネット検索で調べてみたところ、「まず古いペンキを全部きれいに剥がす→ 新しいペンキを塗る」という手順が正攻法であることがわかった。

ふむ、全部きれいに剥がす・・・かなりハードルが高いぜ。
そこで、寛容で心優しい友人から電動サンダーを借りてきた。
良さそうなペンキもネット注文した。
そして準備万端でGWを迎えたのであった。

ところが、である。
順調だったのは、ここまで。思いがけず、出鼻をくじかれてしまったのだ。

なんと、わたくし、自覚していた以上に、弱体化していたんですよー。

で、友人が貸してくれた電動サンダーを、私は使えなかったのだ。
腕力のみならず全身の筋力の低下が著しすぎた。
試して、ものの3秒で悟った。ムリ、ムリ、できないっす。グスン。涙

あれは9年前のことだ。無垢材でテーブルを作るワークショップで、私は電動サンダーを使って板の表面を削ったのだ、すべすべに磨いたのだ。平気で使えた。だからできると思っていた。なのに今の私には、できないのだった。

そもそも、テーブル板に電動サンダーを載せて体重をかけるようにして削るのと、電動サンダーを持ち上げて支えながら垂直面を削るのとでは、腕や全身にかかる負荷は同じではない。だから無理もない、と言えなくはない。
でもそれ以前に、ただ電動機具の振動に耐えることすら、今の私にはムリなのだった。ああ。涙

そこで、作戦変更。
全部きれいに剥がすのは、いさぎよくあきらめた。
あきらめが早いのは、素人の特権だ。プロの職人ではそうはいくまい。笑

素人は、古いペンキが剥がれている部分のみに集中するという新方針を定めた。
そして作業手袋をはめた手で、木材とペンキ層の境目にサンドペーパーをかけた。

で、ところどころが、こんな感じになった。

でも、サンドペーパーをかけながら素人ながらに不安になった。
ペンキを塗ったらその水分を含んで、ペンキ層が境目から剥がれてくるかも・・・?

そこで、ちょっとだけ塗って、様子を見てみた。

すると・・・悪い予感は的中したようだった。境目のペンキ層が浮いてきたのだ。マズイぞ、これは。

そこでまた、素人は考えた。
境目を何かでくっつけることはできないだろうか?

くっつける、くっつける、くっつける!?・・・むむ、あれあれ、得意なアレがあるじゃないか、ボンドさま。うふふ。

もちろん、いいか悪いかは、わからない。わかるのは、正攻法じゃないってこと。けど、すでに正攻法はあきらめたのだ。
素人だもの、やってみればいいんじゃね?

ちょちょいのちょい、っと、いつもの木工ボンドを塗ってみた。

ひとまず、しっかり乾かそう。

一晩放置して、翌日、塗ってみました。

ふむ。
・・・いい感じじゃね? 少なくとも、境目が浮いてこないわよ。

というわけで、全体に塗りました。この通り♪
塗るのは、1時間ほどでチャチャッとできちゃいました。

遠目には、新品か!? 笑

このまま何年ぐらい持ちこたえてくれるかわからないけれど、少なくとも数年は大丈夫な気がします。

というわけで、GWの3日にわたってゆるゆると進めた扉のペンキ塗り。
素人的に、大満足♪

気になる経費は、ペンキ1,980円+送料770円=2,750円と、240番のサンドぺーパー36円で、合計2,786円
手持ちの資材で使ったのは、80番と120番のサンドペーパー、ハケ(以前、壁を塗ったときに使って洗っておいたもの)、ボンド塗布用に小さなネイル筆(以前、家具の塗装補修のときに百均で買った)、作業用手袋で、もし新規購入したとしても締めて300円弱。
全体として、お財布にやさしい経費で済みました。
ペンキは半分くらい残っているので、剥げてきたら補修もできるぜィ♪