すだれとグリーンカーテンで日よけ対策。着々と準備を進めてます

暮らしのDIY

このところ梅雨らしい雨の日が続いている。しかし、このままずっと梅雨が続くわけではない。もうすぐ本格的な暑さがやってくるのは確実だ。
そう、否応なく酷暑が近づいているのですよー、みなさん!

私が住んでいるのは築45年ほどの古い木造住宅。建てられた当時は「断熱」が今のように常識化しておらず、結果、室内環境はといえば冬は激しい底冷え、夏は猛烈に熱気がこもる。
おしゃれに言えば、四季の変化が味わえる家。
実質的に言えば、体にダメージの大きい家。
たいへんだ。

昨年の夏は札幌の両親の元で1ヶ月半ほど過ごし、猛暑のピークは不在だった。しかし今年は、コロナ禍だし仕事の都合もあるし、ほとんど自宅で過ごすことになりそうだ。

というわけで今、私が熱心に進めているのが日よけ対策。必死です。
具体的には、グリーンカーテン育成と、窓へのすだれ設置である。なにしろ一軒家には窓が多い。
たいへんだ。

ゴーヤは、近くの所沢市の並木まちづくりセンターのエントランスで配布していた種をもらってきて、ゴールデンウィーク中にポットに蒔き、頃合いをみて鉢に移植した。

7月に入ってからは、がぜん繁殖力が目覚ましくなった。
朝、雨戸を開けると、「えっ!? もうここまで伸びてる!?」と驚く。おそらく1日に10cmから15cmは伸びている。
細いツルがしなやかに伸び、網をつかみ、からみ、茎と葉の成長を誘う。ツルって、すごく賢い。網の存在を察知し、方向を定めて伸びていく。ツルなくしてゴーヤの成長はない。もちろん、ツルなくしてゴーヤは重力に対抗できない。そして、この強者のツルなくしてグリーンカーテンはできない。
すごいぞツル! ありがとうツル!……と日々拝んでいる。

左がパッションフルーツ、真ん中と右はゴーヤ。
内側から見るとこんな感じ。
ツルがすごい。のびる、つかむ、からむ、意思を感じる。
パッションフルーツは、苗で買ってきた。

北側の窓には、ルコウソウ。こちらの種は、家族が毎年植えては育て、採取しては植えているもの。
窓枠から網を垂らしたら、微妙に植木鉢との距離があいてしまったので、ヒゴを立てておいたところ、上手にからんでくれましたよ。ほんとに賢い。
あとは、ぐんぐん伸びてね〜と祈るばかり。

こんなに密集して植えても大丈夫だと家族が言う。
もしゃもしゃ可愛い♡
ゴーヤとは異なり、こちらは茎自体がツル状。

東側には、アサガオを植えてみた。
やはり種は、まちづくりセンターで配布していたのを利用。ゴールデンウィーク開けにポットに蒔き、頃合いを見て地植えしてみた。順調に伸びてくれるとよいのだが。

網までの距離は、支柱でカバー。

東側は、朝の陽射しが強いので、アサガオのグリーンカーテンとすだれの二段構えの作戦だ。ダブルパンチで陽射しを撃退!…となればよいのだが、さて、どうなることか。

すだれと網をダブルで垂らした窓。

もし、うまい具合にアサガオが成長してくれなかったら、この「網 on the すだれ」のありさまに、ご近所の方々から「やりたかったことはわかるけど…」と憐れみの目を向けられることになるだろう。そうならぬよう、アサガオの健闘を祈ってるところ。

それにしても、すだれというのは素晴らしいアイテムですよねー。
一定の風通しを保ちながら、ジリジリと射しこんでくる光をカットしてくれる。しかも、窓を開け放しても、外から内側が見えなくなる。ほんと、えらい、ありがたい。

すだれは、目にも涼やか。

それと比べると、日よけシェードは光に色をつけてしまう。以前住んでいたマンションのベランダで使っていたものを寝室に再利用しているのだが、部屋全体が緑色を帯びてしまう。なんとなく、違和感。しかも風が吹いているときのバサバサ音も気になる。

とはいえ、日よけシェードは畳めばほどほどに小さくなるから省スペースで収納できるし、使いようによっては、古風なすだれよりも洋風な「ガーデン」っぽい演出になるのが利点かもしれない。

が、やはりトータルに判断すると、私はすだれに軍配をあげる。で、玄関、トイレ、洗面所が並ぶ西側の窓、北側の浴室や小部屋の窓にも全部、すだれをかけた。

というわけで、現在の我が家を外から見ると、すだれの存在がやたらと目立っている。「すだれ屋敷」と呼んでもいいくらいだ。
今はまだ「網」のままの面積がほとんどのグリーンカーテンが、すだれを凌駕してくれのは、いつになるだろうか。待ち遠しい。
グリーンカーテン優勢になれば、かなり素敵感が醸されるはずなのだが、しばらくは「すだれ屋敷」に甘んじるしかない。

マリアがいつも外を眺めている南側の掃き出し窓には、ゴーヤのグリーンカーテンが育ちつつある。すだれも付けたほうが日よけ力は高まるが、マリアにはかわいそうかな?
悩みどころです。