はっか油で介護生活を快適に♪

日々の楽しみ

図書館でボーッと棚を眺めていたところ、吸い寄せられるようにこの本の背表紙に目が向いたのは、やはり運命よ、私が今求めていたのはコレだ!としか言いようがない。
前田京子著『はっか油の愉しみ』(マガジンハウス発行2014年9月発行)。

アロマテラピーの精油といえば、小さな小さな瓶で何千円もしたりするけれど「はっか油」はドラッグストアでお手頃価格で手に入る。
で、いつだったか400〜500円/20mlほどだったかで買ったのに、ちょっと使っただけで忘却の彼方、薬箱の片隅に仕舞い込んでいた。

けど、この本を読めば、それがいかに馬鹿げていることかがわかる。
ともかく手の届くところに置いて、なんでもかんでも使わなきゃ損損!と教えてくれるのだ。
一番てっとり早い使い方としては、コットンボールに数滴たらしてあちこちに置く。ほかにはマウスウォッシュ、マスク、スチームバス、虫除けや虫刺されに効くバーム、歯磨き、消臭パウダー、ルームフレグランス、ランドリーソープetc.……どれも水とかワセリンなんかに混ぜるだけで簡単にできてしまう。いや〜、すごい優れものなのよ、はっか油もこの本も。

さっそく、やってみましたとも。まずは、一番簡単な「コットンに数滴たらして置いておく」ってやつ。書斎のPC脇、玄関、トイレ、洗面所に、置きましたよ、置きましたよ、置きまくりましたよー。いや〜、爽快です。
築半世紀ほどの我が家はややもするとカビ臭が漂いがちになる梅雨→蒸し暑い夏の季節だけれど、これがあればきっと気持ちよく過ごせる予感がする。

さっそくの効果としては、認知症92歳の父が使用するのでともかく汚れて臭いがちで掃除するのが気重だったトイレだけれど、おかげでルンルン♪(とまではいかないか苦笑)

そして何より、4月中旬からほぼ寝たきりの母を週末家に迎えるにあたっては、懸案のおむつ替えが現実となり、1ヶ月経った今はだいぶ手慣れてきたとはいえ、使用済みのおむつ臭問題が大きかった。臭いを消すビニール袋なるものも使ってはみたけれど、臭い漏れは少ないようだが、何度か使うので開閉時がかなり不快だった。でも、袋の中に重曹をパラパラふりかけ、はっか油の雫をポトンと落とすだけであら不思議。はっかの爽やかな香りが勝るのでありますよ。すごーい♪
ぜひ、みなさまもお試しあれ。

著者、並びに出版社、図書館にも、Merci mille fois♡