ご近所の農家さんの軒先販売所めぐりが、毎日の散歩を楽しくしてくれます♪

日々の楽しみ

半年ほど前からなるべく毎日8千歩のウォーキングを目標にして近所をうろうろ歩くようになり、3月からは新型コロナウイルス感染予防のstay homeにともなって時間の余裕ができてうろうろ時間も増えました。

そんなこんなで歩く範囲が広がるうちに、農家さんの軒先販売所をあちらこちらで発見。
今では、徒歩20分圏内で新鮮野菜を手に入れられる場所をなんと8ヶ所も知っているんですよ。うふふ♪ いいでしょ。

目的なく歩くよりも、「あそこには何の野菜が出てるかな」「今日はこっちで買おうかな」と収穫物に思いをめぐらせながらコースをたどるほうが、よほどウォーキングのモチベーションがあがるというものです。

以前住んでいた三鷹市牟礼5丁目周辺にも農家さんが何軒もあって、その軒先販売所を私は愛用していました。キュウリやダイコンやジャガイモなどの一般的な野菜はもちろん、三鷹特産のキウイとか、ちょっとおしゃれなロメインレタスやアイスプラント、手に入りにくいルバーブ、無農薬のユズ、レモン、ブルーベリー、フキノトウなんかもあったなぁ……思い出すと三鷹に戻りたくなってしまうほど、四季折々に美味しいものがお手軽価格で手に入りました。

ところが2年ちょっと前に所沢ニュータウンに引っ越してきてからは、なかなか軒先販売所が見つからず、物足りなく感じていたのでした。
でも、住宅ばかりが並ぶニュータウンから一歩外に出ると、あちらこちらに畑が広がっているんですよね。だから、ないはずはなかった。ただひたすら、畑のある方向に行きさえすれば当然のこと、出会えるのでした。

念願の軒先販売所めぐりが再開できたので、常にお財布に100円玉をたっぷり用意しておく習慣も復活しました。美味しそうな野菜があるのに買えなかったら悲しいですからね。

こんな隠れ家的な販売所も、雑木林をもとめ歩いているうちに見つけました。
なんともチャーミングな個性を漂わせている軒先です。

手づくりの旗が目を引きます。
「毎日がお得な100えん」♪♪♪

それに比べると質素ですが、こんな販売所もあります。
通りかかるといつもチェックしていたのですが、それまでは何も置かれていなくて、この日がはじめて。うれしく初枝豆を買わせていただきました。

道路際なので見通しがよく、あるかないかすぐわかる。
「いつも野菜を買っていただいてありがとうございます」と
「お金を入れず持っていくのは窃盗になります!」の言葉が並ぶ。
なるほど、心ない人がいるんですね・・・。

手書きの掲示を読むと、ちゃんとお金を入れずに野菜を持っていってしまう人が少なからずいるようで心が痛みます。
「いっしょうけんめい生きているのですから! がっかりしてしまいます!」……ごもっとも。お気持ちお察しします。

こちらは家から一番近く、ちょくちょく利用している販売所。
奥に鎮座しているのは、恵比寿天と大黒天かな?
「金は正しく」の文字に、いつも背筋がシャキっとします。笑

思い出すに、三鷹の軒先販売はロッカー形式が多かった。100円玉を入れて、つまみをクルっと回すと扉が開くタイプ。それだと、取り逃げは防げますよね。
だけど、三鷹なら設備投資をしても十分に回収できるのでしょうが、所沢となると三鷹よりも人口密度がずっと低いので、そこまで投資すると元を取るのが大変なのでしょう、これまでロッカータイプは1つも見たことがありません。

こうして直売所で買うと、規格外に大きいもの小さいもの、変形したもの、不揃いなものも豊富に入っています。それもまた、楽しみのひとつ。
先日は、こんなピノキオの親戚筋らしきナスくんが混じっていました。

facebookに写真を投稿したら「いいね!」をたくさんいただきました♪

一般的な流通にのっている形や大きさの揃った野菜を食べていると気づけないけど、こうして多様な姿の野菜を日々手にしていると、1つ1つがかけがえのない存在であり、私の元にやってきたのも一期一会、その貴重な命をいただいているのだなぁと、しみじみ感じます。