さて、「和室DIYリフォーム中! まずは壁にペンキを塗った」で壁の刷新をご報告した和室に、今度は無垢の杉材を敷いちゃいました♪
予想どおり、めちゃくちゃいい香りで超快適になりました、うふふ。
無垢の杉材は加藤木材さんの「百年杉」。この部屋の寸法に合わせて、根太とコンパネも一緒にプレカットして届けてもらいました。
さっそく、作業の振り返りをば。
和室はこちら。ペンキ塗り報告のときにも書いたように、築50年近い自宅の和室は、くたびれ感がかなり強かった。この家に私が引っ越してきてもうすぐ4年。ずっと、どうにかせねばどうにかせねばと気になってはいた。それが昨年2021年8月に母が骨折で入院し、一人暮らしのできない高齢の父を札幌から連れてきてからは彼の寝室として使うことになり、母のリハビリが長期化して今後のことも考え合わせるに、もはや「やらねば!」とスイッチが入ったのでした。
まずは、畳を外す。
すると、このような板張りがあらわに。
積年の埃と畳クズを取り除いてみると、なかなか良い状態。
築50年近くだけど、まだまだ大丈夫そう。
その上に、まずは根太を等間隔に設置。
インパクトで穴を開けてからビス打ち。
見えなくなる箇所なので、丁寧さよりもスピードを優先。
でもまあ、きれいな仕上がりかな。
次に、コンパネを根太の上に設置。
ポイントは、周囲とコンパネの間にも、コンパネ同士の間にも、ほどほどの隙間を設けること。キツキツに設置してしまうと、ギシギシ音が出る原因になってしまうからだ(加藤木材さんの受け売り)。
根太にする角材もコンパネも、あらかじめ加藤木材さんの工房で長さをカットしてもらったので、現場では位置を定めてビスでしっかり固定するだけ。なので、下地作りにかかったのは畳撤去含めて2時間。予想はしていたけれど、早かった。
加藤木材さんに畳撤去をお願いし、根太位置の墨出しのやり方と手動巻き取り墨つぼの使い方も指導してもらったのが大きかったが、やはり何と言っても、根太もコンパネもプレカットしていただいたのが作業効率の良さに直結したと思う。
というか、体力も道具もない私には、そもそもコンパネのカットなんてできやしない。ノコギリでギコギコ……なんてやってたら、たぶん、そこで体力の限界だっただろう。実際、畳撤去時にほんの少し畳を動かしたのと根太とコンパネのビス打ちをしただけで、すでに腕も腿も筋肉痛の嵐だったし。笑
さて、下地ができたら、いよいよ杉の出番!
今回は、三重県は尾鷲で育った高樹齢の杉材「百年杉」。部屋に運び入れただけで、すでに清々しく芳しい。いい香りが広がるぅ〜♪
ちょうど、もうすぐご自宅に「百年杉」を敷く予定のKさんが加藤木材さんの紹介で見学にいらしたので、一緒にやってみることに。
「やってみる」とかなんとか言いながら、ほとんど敷いてくださった。笑
私は、端っこの調整とか、小柱部分の現場合わせとか、敷き収めのギュッと押すとか、要所要所やっただけでしたが、2人の作業で1時間弱で敷けました。これまた早っ!
シンプルな四角い和室とはいえ、プレカットのなせる技ですねぇ。あらためて、「敷くだけ」っていいよなぁ〜と思いました。
じゃじゃ〜ん、できあがり♪
朝9時10分に父をデイサービスに送り出し、家具を運び出し、加藤木材さんが到着してゆっくりコーヒーを飲みながらおしゃべりして10時頃から畳を撤去し、下地の設置を終えて昼食をとり、杉材を設置して、またゆっくりコーヒータイム。
それから全体を水拭きし、運び出した家具を戻して、「あらあら、いいじゃな〜い♡」とつぶやきながらスマホで写真をカシャカシャ撮ってもなお、父の帰宅の16時40分頃までゆったり余裕があった。やったぜ、イェ〜イ♪ 事前の段取りに時間をかけた甲斐があったというものだ。
そして今日、敷いてから丸1週間。
何がいいって、やっぱり何より香りだ。ほんとーに、清々しく芳しい。
和室のみならず、廊下や階段やリビングにも、ふと漂ってきて気持ちいぃ〜〜〜♡
高齢の父が寝室兼書斎にしている部屋は、どうしても匂いがこもりがちだった。とりわけ朝、起こしに入るときは思わず息を詰めることもあったけれど、敷いてからは、まず迎えてくれるのは百年杉の香り。快適です、ありがたいです。
本人はもともとなのか高齢になったからか分からないけれど嗅覚が鈍く、私と姉が「いいねいいね〜」と喜んでいる横で、「そんなにいい香りがするか?」と首を傾げている。えー、こんな芳しさを感じ取れないなんて可哀想だなぁと思うけど、意識できずとも芳香は心身に良きよう働いてくれると信じてます。
それにしても、一枚一枚の木目や節が素敵。惚れ惚れ♡