新型コロナウイルス感染予防のためのstay home暮らしが1ヶ月半を超えた。
心のどこかで不安や焦燥感を抱きつつも、のんびり、のんびり、ひたすらのんびりが板についてきた。
料理してると、なんだか落ち着く。だから、ちょっと手間のかかる料理も普段より気軽につくっている。
で、パンも普段より頻度高く焼いている。
一番よく焼くのは、シンプルな食パン。
強力粉220gに薄力粉30gを混ぜるからか、フランスパンのように皮はパリっと、中は気泡が多く、もっちりと焼きあがる。
これは、ものすごく簡単に焼けるパン。
さっき、あたかも手間がかかる料理をやってる的にアピールした舌の根の乾かぬうちに断言するのは気が引けなくもないけど、材料をホームベーカリーに投入するだけでできちゃう。笑
とはいえ、ドライ酵母をお湯でふやかしたり、粉やら砂糖やら塩やらを計ったりするのが、まぁ手間といえば手間。しかも、焼きあがってホームベーカリーさんがピーピーお知らせしてくれるときに即対応しなくちゃならないから、出かけずに腰を落ち着けて待機せねばならない。だから、stay home状況なら気軽にできるとも言えるわけです。
で、このシンプルな食パンは、普通にトーストでも味わい深くて飽きないけど、サンドイッチにもするのも好き。
マヨネーズとマスタードを塗って、薄切りきゅうりをのせる。
そして、もう1枚のっけたらできあがり♪
簡単です。これまた、手間がかかる料理をやってる的な発言直後で気が引けますが。笑
いろいろ具が入っているサンドイッチもいいけど、私はこのシンプルなオンリーきゅうりが一番好きかも。
そして2番目によく焼くのが、コッペパン。
これは、シンプルな食パンよりも、かなり手間がかかる。
1次発酵まではホームベーカリーさんがやってくれるけど、そのあと、生地を取り出し、丸めて休ませ、整形してから発酵させ、それからオーブンで焼く。
その間、時間を測ったり(って、iPhoneのタイマー設定するだけだけど)、10分とか15分とかのインターバルで、こまめに次の工程のためにスタンバイしていたりしなくちゃならない。生地を取り出したり整形したりするたびに、手に粉がつく、テーブルに粉が散る。それを拭かなくちゃならない。
というわけで、材料を投入するだけのシンプルな食パンと比べると、だいぶハードルが上がる。
とはいえ、この無骨な焼き上がりのかわいさと、ムニュっとした歯ごたえ、また食べたくなる個性があるのですよ。
しかも野菜や卵、ソーセージとキャベツなどをはさむのにも、ちょうどいい。
コッペパンは、なんといっても見目形が愛らしいですよね〜♪
そして、こちら、フォカッチャも久しぶりに焼いたら、とても美味しかった♡
フォカッチャは、焼く前に表面にオリーブオイルを塗り、岩塩をパラパラとふりかけてあるので、口に入れたときのオイル感と塩味が特徴。食事パンにも、おやつにも、おつまみにもなる万能選手だ。
しかも、発酵時間は短めだし、整形も楽ちん。シンプルな食パンと比べればちょっと手間だけど、コッペパンより工程が単純なのも◎。
それから、パスタで余ったトマトソースを使ったピザもデリシャスだった。
ピザ生地の残りに、カスタードクリームとりんごとクルミをトッピングしたのも、このときつくってみた。カスタードクリームは、小麦粉と砂糖と卵と牛乳を入れた鍋を火にかけて混ぜつづけるだけで、裏ごししない手抜きレシピにて。
こうして、食べたいパン類を簡単につくれるのは、ホームベーカリーさんのおかげ。
生地を捏ねて捏ねて捏ねるのは、もう私の腕力では手に負えません。
ありがとう、ホームベーカリーさん♡
このラブリーなホームベーカリーさんは、かれこれ3〜4年前に友だちのアツコさんから譲り受けたもの。いただいたとき、ものすごーくうれしかったけど、ここまで大活躍してくれる相棒になるとは想像していませんでした。
そのときに一緒にいただいた濱田美里さんの、こちらの本のレシピを見ながらつくってます。アツコさんに感謝感謝♡
そして、ホームメイドのパンなのに、すごく美味しくなるのは、生活クラブ生協の国産小麦粉と「白神こだま酵母ドライ」を使っているから。
この「酵母ドライ」が、ほんとに美味しい。
あらかじめ30℃のお湯で戻す必要があるので、粉状のまま使うドライイーストより少しだけ手間がかかるけど、味は段違い。おすすめです。