7月13日に「3代目のチビっ子たちが誕生!」して喜んだのもつかの間、日ごとに数が減り、ついに昨日、最後の1頭が死んでしまった。
悲しいことに、3代目はこれで絶滅してしまったことになる。
なるべく柔らかめの桑の葉を採ってきて与えていたのに、今回も大きく育てることができなかった。とても残念だ。
しかし幸いにして、今日、新たに5頭を家に迎えることができた。
三鷹市の生涯学習課が主催する連続講座「蚕のいる暮らし 養蚕の歴史を学ぼう」の第一回目に参加し、5頭の蚕を分けていただいてきたのだ。
講師は、東京農工大学の「蚕学研究室」の横山岳先生。
今回配布されたお蚕さんたちは、「錦秋」と「鐘和」を掛け合わせた「キンシュウショウワ」という品種だとのこと。カネボウが昭和後期に開発した品種だという。
江戸時代から明治時代にかけて飼育されていた品種「日106号(大草)」や、皇居で飼育されている「小石丸」などと比べると、大きくて丈夫で、糸もたくさん取れるそうだ。
去年の7月に分けていただいたのは、やはりこの講座だった。
ただし、隣の教室で「市民レポーター養成講座:三鷹型エコミュージアムで活躍しませんか」の講師を務めた帰りに、担当の職員さんに「育ててみますか?」と誘われてのことだった。
講義は受けていなかったので、昨年は横山先生のブログや本を参考にして独学で育て、繭から糸をとったり真綿にしてみたりした。そして今春に孵化したお蚕さんたちを育てつつ、このブログを書き始めたという経緯がある。
だから今回、連続3回の講座で横山先生のお話を聞けるのがとても楽しみだ。
お蚕さん日誌|今日のアルバム
今日、家に迎えた5頭のお蚕さんたちは3齢。そろそろ脱皮するのか、あまり食欲がない。