暑すぎるので、ハードルを下げて生きてます

気になること

私が住んでいる埼玉県所沢市では、最高気温が33度くらいの真夏日がこのところ続いています。今朝のラジオニュースでは、東北や北海道でも軒並み35度〜38度という猛暑になる地域もあるとの気象予報を聞きました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

年々、暑さに対して加速度的に弱くなってしまった私、こんなときは、がんばりません。
というか、「がんばらないでいよう」と自分に言い聞かせています。

でも、「がんばらない」って、なかなかしんどいことなんですよね。
どうしてなんでしょう?

思うに、暑かろうが寒かろうがともかく、ぜったい負けない、決して逃げない、バリバリ働く、はたまた、より速く走ったりより高く飛んだりより巧妙にボールを蹴ったり投げたりできない私はダメなんじゃないか、って気がしてきちゃうんですよね、なぜだか。そして、そんな風にできない自分が、情けなく思えてしまうのです。

だけどさ、こんなクソ暑いときは、やっぱり無理しちゃいけないよね。
だって、無理したらバテる、動けなくなる、食べれなくなる、寝込む・・・なんていう悪循環になってしまうから。

では、「がんばらない」のポイントは何だろう?
と考えてみたところ、答えは意外と簡単に出てきた。

自分に課すハードルをめちゃくちゃ低くすればいいのだ。

どんだけ低くするかといえば、熱中症にならず寝込まずに1日を過ごせたら、「やるじゃん、自分」と褒めてやる。やろうと思っていたことをやりきれなくても、途中でゴロゴロ休んでも、ぜんぜんOK。そのくらいのレベル。

となれば、朝起きれたら「やったね!」、ご飯を食べれたら「えらい!」、仕事ができたら「スゲーッ!」・・・と自分を讃えられる。
さすれば、暑さにもへこたれぬ。

ということに気づくと、どんどんエスカレートしていく。
あれ、私、ちゃんと息してる、感心感心! 椅子に座ってる、歩いてる、えらい!えらい! 料理したり、掃除したり、ブログ書いたりできてるよ、きゃー、ドえらくね?

・・・しかしニュースを読めば、こんな暑さが続くなかで新型コロナウイルス感染の拡大が爆発的に進み、医療逼迫が大変な状況になっている。感染リスクに向き合いながらめちゃくちゃ忙しくされている医療従事者のみなさんのことを想像すると、この自分の低レベルさが激しく恥ずかしくなる。こんな状況下で、なんでスポーツの祭典なんかやってるんだろう?と胸をかきむしりたくもなる。

とうとう昨日、国が「入院は、重症患者や特に重症化のリスクの高い人に絞る込む」という方針を示した。なんという事態だ。中等症だってかなり辛い症状を伴うようだが、感染者が多い地域では中等症の人は入院できずに自宅で闘病せざるをえなくなるのだ。すでに今、どれだけの人たちが、熱や痛みや息苦しさに悶えながら自宅で不安にかられているのだろうか。想像を絶する。しかも、いま爆発的に増加しているのは、感染力の強い変異株の感染者だ。

そんな余談を許さぬ状況なのに、昨晩も、夜7時にNHKラジオ第一放送をつけるとニュースはやっていなくて、流れてきたのはオリンピック中継だった。うちにはテレビがないので分からないが、おそらくテレビも濃厚なオリンピック色に染められているのだろう。
スポーツの祭典の幕に覆われて、見えにくくされている現実の危機と不誠実な政治。
この状況に、ものすごい違和感が湧き上がってくる。

焦燥にかられながらも、私は今日もハードル低くぼちぼち過ごします。
みなさんも、どうぞご自愛くださいね。