父の施設入所から2ヶ月半。「なるべく夕方に面会」の今日このごろ

日々の楽しみ

3年9ヶ月の在宅介護を経て、6月頭に父が施設に入所して早いもので2ヶ月半が過ぎた。

父はおおむね順調に新しい暮らしに馴染んでいるのだが、夕方、ちょうどスタッフさんが手薄になる頃に、じっとしていられず立ちあがろうとして転びそうになる……というようなことが何度もあったらしく、7月初旬に「なるべく夕方4〜5時頃に面会に来ていただけると助かります」と言われた。

で、調整できる日はなるべく夕方に面会に行くようにしている。
私にとっても午前中とか午後イチに時間を取るよりも夕方の方が一日を有効に使えるので都合が良いのだが、猛烈な炎暑つづきだけに、かなりハードだ。
というのも、施設は自宅から3km弱、少しだけ北にふれた西の方角にある。ちょうど西日に向かって15分ほど自転車を走らせることになるのである。めちゃ暑い、めちゃ眩しい。
太陽に向かって吠えたくなるくらいだ。ギャオーーーッ!
保冷剤をくるんだ手拭いを首に巻き、サングラスをかけ、両腕をスカーフで覆っていくのだが、到着する頃には汗だくでヨロヨロ。が、施設内はクーラーが隅々まで効いていて、いたって快適。生き返るわ。

受付で挨拶して、手の消毒&検温、面会カードに体温・体調・名前・関係・携帯電話番号・入館時間を書いてから洗面所で手洗いうがいをする……というのが決まりだ。
それが済んだら、まず1階にいる母の様子を見にいく。そして「パパに会いに行く?」と尋ね、行きたがるならスタッフさんに頼んで車椅子に移乗させてもらって2階に連れて行く。「今日はいいわ、やめておく」と言うなら、少し二人でおしゃべりしてから私一人で2階に行くという段取りだ。

母が一緒のときは2階の廊下の端にあるテーブル席にいったん母を置いて、奥のユニットに父を迎えに行く。私一人なら、直行だ。
父は、スタッフさんとおしゃべりしていたり、スタッフさんの目の届く位置でボーッとしていたり、リビングのテーブルにうつぶしていたりする。私が「遊びに来たよ!」と声をかけると、「おお!来てくれたのか!」と喜んで手を差し伸べてくるので、手を握り合い少し大げさに揺すって感激を分かつのが習慣となっている。

昨日は、2階のテーブル席で3人でゲームをした。先だって、私の孫たち(父母にはひ孫)が遊びに来てくれて、そのときに持参していたゲームを貸してもらったのである。赤、黄色、緑の3色の細い棒を何本もまとめて太いリングに通して立て、サイコロを振って出た色の棒を抜き取る。倒したら、負けだ。

麻痺のある左手しか使えない母も思いがけず参加して、しばし3人で遊んだのだが、思うように手を動かせない母が癇癪を起こしそうになるは、父は居眠りを始めるは、そうこうするうちに母が「喉が渇いたから下に戻りたい」と言う。結局10分弱だったろうか、一緒に過ごしたのは。
で、いったん父をナースステーションに預けて母を1階のユニットに連れ戻してスタッフさんに託してから再び2階の父の元へ。

まだ30分くらい時間があるので、リビングのテーブルで父とまたゲームをしたのだが、ほどなく父が「今日は飛行機に乗って疲れた」と言うので、トランプでソリティアを一緒にやることに(ときどき父がカードの動かし方を指で示す)。3回やって2回クリアしてそろそろスタッフさんがテーブルにお箸を並べ始める5時半頃までのんびり過ごした(8月に入ってから面会できる時間が長くなった♪)。
在宅介護をしていたときは父を見守りながら夕飯の支度をするこの時間帯、こんなにのんびり遊んで相手することなどできなかったなぁとしみじみする。

施設の1階と2階を車椅子を押して行ったり来たりするのはちょっと忙しない感じもするけれど、気軽に父母を会わせてあげられるのもとても嬉しい。
ほんと、同じ施設に入所できて、ありがたいかぎりです✨🙏✨

昨日は、保冷剤を首に巻くのを忘れて出かけてしまったが、さすがに8月中旬ともなると昼間は35度超でも夕方の風が気持ちよく感じられた。これからは夕涼み気分で面会に行けるようになりそうだ。

自宅からの道中、所沢名産の里芋の畑がそこここに広がっている。この猛暑つづきで葉が茶色くなっていたり、十分に大きく育っていない畑が目立つ。私の畑でも、キュウリもズッキーニもミニトマトも枯れてしまった。

父母のいる施設のすぐ近くの畑の里芋は、大きくて元気そう。

気候変動も食料危機もひしひしと自分事として実感する昨今だ。
そして80年前の広島・長崎への原爆、戦争や侵略も自分の存在の延長にあるものとして迫ってくるこの季節。
自宅介護を終えて自由な時間が持てるようになった今、外に出かけて学んだり、本を読んだりして視野を広げ考えを深めるよう心がけている。
涼しくなったら、思いっきり働こう(と、宣言しておく)。

先日、孫たちも一緒に面会。
その場で絵を描いてプレゼントしてくれました。