熟してるかな? 甘くなってるかな?……おそるおそる収穫してみた小玉スイカ。
割ってみたら、このとおり、きれいなルビー色でした♡
さっそく昼食のデザートにしてみたところ、甘みも十分、ジューシーでおいしくて、あぁ〜、嬉しい、すっごく嬉しい!
どうしてこんなに嬉しいかというと、5月30日に苗を植え、7月初旬から次々と受粉していた4個の実がだんだんと大きく育っていた7月後半、1個また1個と鳥につつかれて収穫に至れなかったから。おそらく、雨が降らない酷暑の日照りつづきで鳥も喉が渇いていたのだろう、4個目などは、まだ中がほんの少し、ごく薄いピンクに色づいたかどうかという未熟さで、つついた鳥も「これじゃ水分補給にならない」とがっかりしたに違いない。
せっかく育ってきていた4個が収穫できなくなって私が失意のどん底にあった頃、「あら、もしかして受粉してるかも」と気づいた小さな実が2個あった。そしてその後、また2個のスイカの赤ちゃんをみつけたのだった。
のだが、暑さで散漫になっていた私はその日付をメモせず、そのうち記憶もさだかではなくなって、それが7月末だったのか8月に入ってからだったのかわからなくなり、よって受粉から35日程度という収穫の目安も判断できなくなってしまった。さあ大変、家庭菜園1年目の新米はすぐ動転してしまう。
で、本やネットで調べたところ、実のついているツルの根元のヒゲが黒くなっているのが収穫の目安だと知り、4個のうち一番に受粉したとおぼろげに記憶している1個を、今日午前中に収穫してきたのでした。
ヒゲは焦げ茶色になっていて、指で弾いてみたらポンポンという重みのある音が響いたし、切って持ってみたら15cmほどの直径にもかかわらずズシッと持ち重りもしたのでいい予感はしたのだけれど、まさにビンゴ!
この春から私が借りている畑では、7月末から8月中旬にかけての猛暑でキュウリは全滅しちゃうし、ナスは虫食いだらけになっちゃうし、トマトもカボチャも実をつけないし、ただひたすら雑草とシソとカボチャがぼうぼうと広がる様子を眺めながら、まだまだ暑さが続いて湿度も高くなってきて蚊がブンブンと元気に寄ってくるしで「これからどうしたもんか?」と途方に暮れていた今日この頃だったのだけれど、こんな美味しい小玉スイカを食べれちゃったので、がぜん、秋以降の畑仕事に向けてヤル気が出てきたわ。
あと3個も鳥に先取りされないよう、ヒゲの焦げ茶色に注目して絶好の収穫日を逃すまじ、と気合い入れなおし、暑さと湿気にめげずに畑に通うぞ!