地元選出の自民党議員さんに【お願い】のメッセージを送ってみました。ご参考になれば。

気になること

2020年3月18日発売の『週刊文春』で、森友学園をめぐる財務省の公文書改ざんにあたって自死された近畿財務局の赤木敏夫さんの「手記」が公表されました。
そして発売と同日に、赤木さんのご家族が、真相解明を求めて大阪地裁に裁判を起こしました。相手は、職場の上層部の責任者であった佐川理財局長と国。

このニュースに触れて以来、私の頭と心から、この案件が離れません。
自死された赤木さんご自身の苦悩はもちろん、3回忌に当たってこうしたアクションを起こされたご家族の苦悩と葛藤は、私の想像を絶っします。それでも想像せずにはいられません。想像すると、胸がはりけそうに痛くなり、涙が出ます。
なぜ赤木さんが自殺を選ばなければならない状況に追い込まれてしまったのか、日本国民の一人として、真相を知りたいと切に望みます。国有地が破格の値引きで売り渡された経緯が追求されるなか、なぜ、どのように公文書が改ざんがなされたのか。民主主義国家で法治国家であるなら、真相が明らかにされるべきだと思います。

うちにはテレビがないので、ラジオやSNSで関連情報をできる限りチェックしているのですが、ますますいてもたっていられない気持ちになってしまっています。
というのも、公表後に安倍首相も麻生大臣も「新事実はない。再調査はない」とコメントし、その後も姿勢を変えないからです。このままでは、どうなってしまうのでしょうか?

3月27日(金)には、インターネットの署名サイト『change.org』に、赤木さんのご家族と代理人の弁護士さんが「私の夫、赤木敏夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!」という署名活動を立ち上げられました。署名の宛先は、衆参両院議長安倍晋三内閣総理大臣と安倍晋三内閣総理大臣。
私がその日の夜に「賛同」したときは1万5000人くらいだったと思いますが、ぐんぐん賛同者が増えて2日後の29日(日)には15万人を超える異例の勢いで、このブログを書いている30日(月)の昼には18万人を超えました。すごい!

こうして多くの方々が賛同を表明し、メディアの世論調査でも7割を超える人が真相究明を望んでいるのを知って心強く感じながらも、「ほかに何かできることがあるのではないか?」と思わずにいられません。それで、このようなブログを書くことを思いついた次第です。

もし、まだ手記をお読みではない方は、『文春オンライン』の「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手で、ぜひ読んでみてください。そして、状況を想像してみていただきたいです。
また、公表に至る経緯やその後の経過については、赤木さんの伴侶から週刊誌での公表を託されたジャーナリストの相澤冬樹さんのnews.yahooのページ『生涯一記者』で記事をたどれば概要がつかめると思います。
もちろん検索すれば、ほかにもいろいろな関連記事が出てきて多くを知ることができます。

自民党の議員さんたちに、真相究明の動きを起こしてほしいと思いませんか?

署名以外に、いま私ができることはなんだろう?
新型コロナウイルスの感染予防のために、外出を控えている現状で。

思いついたのは、地元の自民党議員さんに【お願い】のメッセージを送ることです。

だって、現在の国会の多数議員は、自民党の議員さんだもの。
それに、もしかしたら自分の党のトップの姿勢を100%指示しているわけじゃない議員さんもいるかもしれないじゃないですか。伝えれば、アクションを起こしたくなるかもしれないじゃないですか。一縷の希望を託そうじゃないか。

私が住む所沢市の選挙区からは、しばやま昌彦氏が選出され、現在は文部科学大臣。
しばやま昌彦OFFICIAL WEBSITEをみると、素晴らしい「信条」も表明されている。
……というわけで、以下のメッセージを同サイトの「ご意見・ご要望はこちらへ」から送りました。

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柴山 昌彦さま

所沢市在住の安田知代と申します。
新型コロナウイルスの対応を含め政務にお励みのことと想像いたします。
そのようなお忙しいなかですが、心からのお願いがあり、メッセージを送らせていただきます。簡潔に書きますので、以下、お目通しいただると幸いです。

森友学園案件にかかわる決裁文書の改ざんに関わり、自死された近畿財務局の赤木敏夫さんの手記が先日公表されました。
それに対して安倍首相も麻生財務大臣も「新たな事実が判明したことはない」「財務省の報告書に尽きる」「再調査を行う考えはない」と表明しています。
本当にそうなのでしょうか? 
納得できる返答とは思えません。

柴山様は、ご自身のホームページの「信条」に

私は、理不尽をなくし、希望の持てる社会を、本気で身を賭して作っていく覚悟を持ち続けていきたいのです。
「まじめにがんばる人が報われる社会を!」

と記されています。

そのような「信条」をお持ちの政治家でしたら、現在の安倍首相と麻生財務大臣とは異なるお答えをお持ちではないかと希望を託し、お願いをお伝えする次第です。

どうぞ、自民党の中から、勇気をもって真相究明の動きをつくってください。
地元議員から、そのような動きが生まれてくることを、所沢に住む者として強く期待しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
安田知代
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さて、私の思いは伝わるか?
……わかりませんが、もし、多くの方が地元の自民党議員さんにこのような「期待しているよ!」のメッセージを届け、ひそやかに「いまの自民党のままでいいの?」「あなたはどうアクションするの?」、はたまた「次の選挙は誰に投票しようかな〜?」的なプレッシャーをじわじわと与えることができたら、もしかしたら状況は変わっていくんじゃないかと期待します。
簡単じゃないと思います。でも、これは短期戦ではなく、長期戦ですよね。

というわけで、あなたも、地元の自民党議員さんに、期待を込めてメッセージを送ってみませんか?

そういえば「森友問題再検証チーム」を結成して真相究明の動きをつくろうとしている野党の議員さんたちにも、「期待しているよ!」「がんばって!」のメッセージを送ろうかな、と、今、書きながら思いつきました。

家にいながら、できること。ひきつづき考えてアクションしていこうと思います。