小豆、小豆、小豆が大好き♪ 砂糖を入れずに炊いて、あれこれデザートにアレンジしてます

日々の楽しみ

小豆の料理といえば、お赤飯やおはぎなどが多くの人にとっては定番なのではないかと思いますが、私の定番は、砂糖なしで炊いた「ザ・小豆」です。あれこれデザートにアレンジして食べるのが、たまらなく好きです。しょっちゅう土鍋にいっぱい炊いて冷蔵庫に入れてあります。

上の写真は、小豆とレーズンを混ぜてクルミをトッピングしたもの。
レーズンで甘み、そしてクルミの軽快なサクサク感をプラスし、小豆の香りと食感をバランス良く味わいます。器に盛り合わせるだけで、美味しいデザートのできあがり♪

甘いサツマイモと合わせるのも、定番中の定番です。
あらかじめサツマイモも蒸しておけば、カットして混ぜるだけの手間いらず。
ちなみに、私はいつもサツマイモをひたひたの水で蒸し煮にします。水分がなくなりそうになるたびに水を少し加え、十分に火が通って柔らかくなったら、最後、ちょっぴり焦げるくらいに水分を飛ばします。そうすると、グンと糖度が増すように感じます。

すこしだけ砂糖を加えてホイップしたクリームを載せると、もう、これは立派なお菓子。

黒糖を適量加えてお餅に添えるのも、抜群に美味しい♪ 自分の好みで黒糖の量を調整するので、甘すぎて胸焼けするなんてことはありません。

小豆を火にかけているときに漂うほっこりとした香りも好き。炊きたてのふくいくとした甘さは最高です。 しかも、ただ弱火にかけておくだけなので超簡単。
ブラボー、小豆♡

皮が裂けないように炊き上げる方法を探求中。

「素材の甘み」と「砂糖の甘さ」をいかに味わうか

「ザ・小豆」を好むようになったのは、発見いっぱい原田病日記|その5|「砂糖なしデザート」で血糖値対策に書いたように、ステロイドの投薬の副作用として血糖値が上昇していて「甘いもの」が食べられなかったからです。
チョコレートもアイスクリームもシュークリームもケーキもおまんじゅうも大好きだったのに食べられなくなってしまった私は、トロッ、フンワリ、プルン、サクッ、カリッ……などのスイーツっぽい食感を求めて工夫するようになったのでした。
そうするうちに、食材そのものの甘さに敏感になって砂糖なしデザートが定番になり、投薬が終わって血糖値にまったく問題がなくなった今も、その習慣が続いています。

こうして砂糖を入れずに「素材の甘さ」を味わうようになってみて気づいたのは、砂糖を入れると、素材そのものの甘さの存在が薄くなってしまうということです。
砂糖ゼロだと、感じる甘さは「素材の甘さ」だけです。砂糖を加えるににつれて、「素材の甘さ」は弱くなっていき、ある時点からは「砂糖の甘さ」だけ感じるようになる……そんなイメージでしょうか。感覚的ですが、グラフにしてみました。

どうでしょう? こんな感じ、わかります?

例えば小豆も、ほんの少しだけの砂糖であれば素材の甘さが残りますが、砂糖をたっぷり入れた「あんこ」になると、小豆の香りは感じるものの、小豆そのものの甘さは感じられなくなるのではないでしょうか。サツマイモの甘露煮、りんごのコンポート、プルーンのワイン煮なども同じです。いずれも砂糖を入れずにそのものの甘さを際立たせるほうが、私は美味しいと思います(日持ちはしなくなりますが、自家消費なので問題なし)。

以前は「わー、こんなにお砂糖入れるんだ!」とびっくりしながらも従順にレシピ通りにお菓子を作っていた私ですが、今では、この「甘さ」の関係を見極めつつ砂糖の匙加減を探りながらレシピを自己流でアレンジするようになりました。
目下の課題は、スポンジケーキ。砂糖をどこまで減らしてもフンワリ感が保てるか実験中です。その結果は、またの機会に!

レシピにある半分の砂糖でつくったスポンジケーキは、すごく私好み。