フェンスのペンキ塗りにチャレンジ

暮らしのDIY

寒くなく、暑くなく、雨が少なく、心地の良い日々がつづいている4月。
「この機を逃してなるものか」とフェンスのペンキ塗りにチャレンジしている。

というのもgoogle mapのストリートビューで現れる外観があまりにボロく(というか、目視でも目が当てられない状態なのだが)、せめてペンキでカモフラージュせねばと思い至って、はや1年以上が経ってしまった。

手順は単純。
剥がれかけている古いペンキをやする → サビ止めを塗る → ペンキを塗る


単純だが、なかなかどっこい手間と時間がかかる。

しかし、赤サビだらけだったフェンスが、このとおり(左部分は、まだ)。
きっとフェンスちゃんは、白髪染めをして若返ったような気分になっていることだろう。

ペンキ塗りは一目瞭然、成果が確実に見えるだけに、やりがいがある。

しかも、通りかかるご近所の方々が、
「あら、きれいになったわね」
「見違えるわね」
「景色が良くなるわね」
などと明るく声をかけてくれるから、うふふ、嬉しい。

そんな中、「ずいぶんサビたねぇ」と言い捨てていったおじいさんがいて、思わず「だから塗ってんだろーが!」と心の中で毒づいた。幸い、その人限りで、ほとんどの人(たいていは女性)が褒めてくれる。

問題は、角地なのでフェンスが長いことだ。
しかも、まっすぐな部材だけでなく、細くてクルリとなった飾りもある。
だから実に時間がかかる。
仕事や家事の合間に塗っているので、梅雨前に終えられるかどうかやや不安。

とりあえず外側優先で、内側(庭側)は秋になってもOKと自らに許可している。
「根を詰め過ぎないようにね」とお向かいさんが言ってくれたし。
そもそも、なんでもマイペースでできるのがDIYの良さだもの。

ペンキ塗りの楽しさに目覚めたのは、トイレのDIYリフォームがきっかけだった。
室内には水性ペンキを使ったが、今回、屋外のフェンスを塗るにあたっては、当然ながら油性ペンキを使っている。

油性ペンキは粘度が高めなので、うすめ液を混ぜて塗る。
濃すぎると塗りづらいしペンキの使用量が増える。
薄すぎると定着しないしポタポタ垂れてしまう。
効率的に塗りやすい“ゆるさ”に調整するのがなかなか難しいが、その試行錯誤も面白い。

こうしてペンキを塗ることで、フェンスへの愛着が深まっていくことだろう。