クライアント様：社会福祉法人むうぷ むうぷ舎中原様
ワークショップデザイン・編集・コピー：安田知代（合同会社いとへん）
デザイン：荒井良隆さん（株式会社フランフル）
障害者の自立支援として、就労支援事業（B型）を運営している「むうぷ舎中原」さんでは、「いろいろクッキー」や「いろいろカップケーキ」を製造販売しています。
太宰治作品「桜桃」にちなんで商品化した「Dazaiクッキー」は、三鷹市のお土産「TAKA1」にも認定され、地元での認知度も高まっています。
リーフレットの作成に当たっては、むうぷ舎中原でお菓子製造に携わるメンバーさん、スタッフさん、理事さんを含む10名ほどの方々とワークショップをさせていただきました。
どんな手順でお菓子づくりをしているか、どんなことを大切にしているか、どんな人に食べてほしいか、これからどのくらい売り上げたいか……などを付箋に書きだして共有しました。
そこで表わされた思いとキーワードを、リーフレットの構成や文章の中に大切に編集しました。
関わる人たちの思いを伝えるとともに、「障害のある人も無い人も一人の市民として当たり前に暮らせること」を目指す活動であることも記載しました。
打ち合わせからワークショップにかけて印象的だったのは、むうぷ舎中原に集う人々の朗らかさ、前向きな姿勢です。クッキーやカップケーキの美味しさからも、それが伝わってくると思います。リーフレットからも、それが伝わることを祈りながら編集させていただきました。
リーフレット完成は2015年3月。
