DIYリフォームを進めていたSOHOの仕事場が、仕上げのペンキ塗りを終えてすっきり居心地よくなりました♪

暮らしのDIY

私がSOHOの仕事場にしているのは、自宅の4畳ほどのこじんまりとした一室です。少しずつ自分でDIYリフォームしてきたのですが、このたび、壁のペンキ塗りを終えてワンランクアップしました♪
こんなにすっきりするなら、もっとはやくペンキを塗ればよかったな。
せっかくきれいになったので、大公開しちゃいます〜。

まずは、冒頭の写真の反対側。二面に窓があって、明るい部屋です。

床には無垢のサワラを敷き、出窓下の壁にはやはり無垢のヒノキを貼った、ご覧のとおり、ナチュラルであたたかみのある仕事部屋です。
でも、2年前に引っ越してきたとき、実はこの部屋、こんな残念な状態だったんですよ。

間違っても絶対に素足で歩きたくないゴワゴワした不愉快極まりない絨毯。そしてところどころが剥がれかかった薄汚れた壁紙……。

引っ越直後、まずは床に無垢材を敷いて「素足が気持ちいい床」にしたあとで、ところどころめくれている壁紙を見ると気が滅入ってしまうので、とりあえずザーっ、ザーっと剥がしてしまったんですよ、後先考えず。笑

そして壁紙を剥がしたまま、かれこれあっという間に2年の月日が流れてしまったという……いやはや、お恥ずかしい。
恥ずかしいけど、それはそれでなんというか「いい雰囲気じゃない?」とも心のどこかで思っていたんですよ。なんというか、「アーティストっぽい」っていうか?笑 それに、大学1年生の姪っ子も「いい感じだよ」と言ってくれたし。

しかしですよ、ペンキ塗りをしてみたらいやいや「いい雰囲気じゃない?」というのは言い訳だった、自らの心を騙していた、とすら思ってしまいましたよ。だって、壁がきれいになっただけで別世界。気分はすっきり、心は穏やかになったんだもの。
その違い、ご覧になればおわかりいただけるかと……。

仕事机の正面の壁が少〜しだけ、もの寂しい気がしたので角材を飾りに設置してみました。

プロにはできない素人ならではのペンキの塗り方があるのさ♪

私が初めてDIYリフォームでペンキ塗りをしたのは、トイレでした。
その経験と、そこから考察したことはトイレのDIYリフォームから学んだ「暮らしを豊かにする4つの利点にまとめたとおりです。

トイレの壁を皮切りに他の部屋でも実績を重ねて自信がついていたにもかかわらず、この部屋の壁に関しては決断がつけられず残念な状態のまま放置してしまっていたのは、「この素材に直接ペンキを塗っていいんだろうか?」という疑問がぬぐいきれなかったからでした。

この壁は、いわゆるボードなのか? 表面は紙っぽいけど? 壁紙の剥がし跡がどうしても取れないけど、そのままで平気? ……壁と向き合うたびに、疑問が次から次へと沸いてきて、だけど検索して調べてみてもよくわからず、「一度壁をペンキで塗ってしまうと、壁紙が貼れなくなるからやめたほうがいい」と書いてあるWebサイトまであって、決断がつかずにずるずるとそのままにしてしまったのでした。

でもある日、思ったんです。
① たぶん今後、私は壁紙を貼る選択はしないだろう(ほとんどの壁紙は塩ビで不快な室内環境になりそうだし、なぜか私は壁紙貼りにさほどの魅力を感じない。というか、チビだし大雑把な性格だからピシっと貼れる気がしない笑)。
② ペンキ以外の方法でリフォームするなら、無垢材を自分で貼るだろう(今は予算がないけど)。
③ 【結論】 だとしたら、塗っても平気。

というわけで、心を決めて実行したというわけです。決めてしまえば、色を選んでペンキを注文し、届いたらちゃっちゃと塗るだけ。

今回かかった時間は、全部で10時間ほど。仕事の合間に3日にわけて塗りました。
ローラーを使えばもっと短時間でできたのですが、ローラー自体に染み込んだペンキがかなり無駄になるのを経験上知ったので、狭い部屋でもあるのであえて全部ハケで塗ったため余分に時間がかかったと思います。マスキングテープで境目をガードするのが面倒なのも経験上わかっていたのでかなり手抜きしましたが、それでも天井と壁の境目の「周り縁」と床と壁の境目の「巾木」にけっこうな時間を取られました。でも、楽しかった♪ 堪能しました。

ちなみにペンキは、トイレの壁と同じく水性塗料「J COLOUR」にしました。きれいな色がたくさんあるし、匂いも気にならないし、お手頃な値段です。
色は、冒頭写真の扉面は「ティーリーフ」、反対側の出窓の上部は家族の寝室を塗って残っていた「ラセットグリーン」。白は「ウォームホワイト」。いずれもシーラーの下塗りはせずに、二度塗りで仕上げました。

気になっていた壁紙の剥がし跡ですが、塗ってみたらこの通り。
まあ、跡はわかりますがちっとも気になりません。そもそも日々、壁をじっくりじっくり舐めるように眺めまわすなんてことは普通しないですよね(よほど神経質な人は別として)。

とはいえ、もしプロにリフォームを頼んだら、おそらくこんなペンキの塗り方はありえないと思います。「お金払って頼んだのに、これ?」ってクレームを受けたい業者さんはいないですよね。笑
だけど自分でやれば、これで十分大満足。選ぶのも、施工するのも、評価するのも自分だから。そんなわけで、DIYリフォームは楽しすぎてやめられません。

そして気になる経費ですが、ペンキ代は送料含めて7,000円弱。しかも別の部屋に流用できるほどのペンキがまだ残っています。ハケは100円均一ショップで買って何度も使い回しています。
きれいになったし、何より楽しめたし、投資分は十分に回収できたと思います♪